トリュフの美味しさ
category: 食材
2年前の1月、フランスに行った時、
ちょうどトリュフ市が開催されていた。
夫の実家のあるペリゴール地方は
トリュフ産地としても有名。
むこうの両親の友人にトリュフ屋さんがいて
その市に連れて行ってもらった。
トリュフの大きさは様々で
重さで価格が決まる。
闇市もかなり盛んなようで
悪いヒトは中に小石を詰めて
重くしているとか。
信用出来ないヒトからは買えません。
生まれてからこのかた、
トリュフに「親しむ」ような機会がなかった私。
正直美味しさもなんだか良く分からなかった。
ところが!
このトリュフ屋さんでごちそうになった「トリュフバター」。
ひっくり返りそうになる美味しさ。
要はフレッシュトリュフのみじん切りを
バターに練り込んだもの。
そのまま冷凍も出来るので
長期保存にはもってこいの方法とか。
あの美味しさがずっと忘れられなかった。
トリュフを初めて美味しいと思った、あの味。
そしたら先月幕張で開催された食品見本市で
あった、あった!トリュフバターが。
しかもかなり良質。
先月のうちの会社の試飲会で
お客さんにもワインと合わせて食べてもらいました。
未知の食材の美味しさに目覚める瞬間。
年と共に減ってくるけど
それはそれは幸せな瞬間だと思う。