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日本でフランスの暮らし~日々のブログ

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Chateau Eugénie

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ボルドーの南東に位置するワイン産地「カオール」は、黒に近いような濃い赤色をした重量感のあるワインの産地です。主なブドウ品種はマルベック(コットやオーセロワとも呼ばれる)で、マルベックを70%以上使うことが義務付けられています。マルベックは小粒で皮が厚いので、色の濃い、タンニン豊富な赤ワインに仕上がり、そのためカオールワインは「黒ワイン」とも呼ばれています。

シャトー・ウージェニがワイン造りを始めたのは1470年。現在、ワイン造りの旗振りをするジェロームの曽祖母のそのまた曽祖母がウージェニという名前だったこと、さらに、このシャトーのワインを好んで飲んでいたロシア皇帝の娘ウージェニ姫の名前から、シャトーの名前が「ウージェニ」になったと言われています。

下のブドウの写真は「マルベック」種ですが、このブドウは20世紀半ば頃まではボルドーでも人気の品種でした。しかし、病気に弱いブドウ品種で、フランスを大規模に襲った1956年の冷害以降、栽培量が激減。現在ではマルベック主体のワインはカオール産のみとなりました。

ロット川の河岸段丘にある畑は、沖積土がベースの粘土石灰質の土壌に大きな砂利が混じり、樹木に満遍なく陽が当たる好条件の立地。ブドウの栽培はオーガニックで行っています。

オーガニックの中でも、このシャトーは
2014年にHVE(HAUTE VALEUR ENVIRONNEMENTALE=環境価値重視認定)に認定されました。このHVEは、あらゆる面での持続可能性(サステナブル)に対して定められたフランスの農業に携わる農場に対して与えられる認証。
フランス政府がさまざまな有識者を集めて開催した「環境グルネル会議」で提案され、フランス農業・食糧省が3段階の環境認証を創設したうち、最も厳しいレベル3に相当しています。

環境に配慮した方法で丈夫に育てたブドウから造るこだわりのワインは2種類。
「レゼルヴェ・ド・ライヨル」と「オートコレクション」。ご興味あれば、下のリンクから商品をご確認ください。

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