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日本でフランスの暮らし~日々のブログ

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ADELE21

category: 震災 その後

昨日、仕事で栃木県の那須に行った。

高速道路を走りながら聞いたCD。
夫が持ってきた「ADELE21」。
低めのハスキーボイスで、
しっとりとメランコリックな曲から
踊れない私でも踊りたくなるような曲まで
バラエティに富んでステキな1枚だった。

道中「がんばろう福島」の垂れ幕があちこちにたなびき,
救援物資を積んだトラックを何台も見かけ、
「がんばっぺ福島」ステッカーを貼った普通車の後ろも走った。

それらを見ながらずーっと考えた。

福島の花火が追い出され、
物産展がキャンセルになり、
松明も「なかったことに」された。

福島は村八分?
「あなたはひとりじゃない」ってどれくらいの県外の人が思ってる?
救援物資はこんなに届けられるけど、
復興の一歩も踏み出せていないような福島はどうなるの?

ほんの一部の人が上げた声のせいで,
この悲しい結果になったと分かっていても
負のパワーは,ものすごい。

同調したほうが楽だから。
ふたつにひとつの選択肢だったら、
たとえ正しくないんじゃないかと思っても
楽な方を選びたいのが普通の人間。
私だって今までの人生、険しい選択肢を避けたことが何度もある。
気持ちが分からないわけではない。
でも叫び出したいほど腹立たしい。

CDのタイトルが「ADELE21」だったから
夫に「なんで21なの?」と聞いた。
「えっ、そりゃ21歳だからとかじゃないの?」と夫。
「じゃあ22歳になったらどうすんの?」

しばらく考えて
「ADELE22でも出すんじゃない?」との答え。

あんまりくだらなくて笑った。
悪夢から覚めたような気分だった。
ADELE21

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